以前の記事「糖質制限体験記6.体重・尿糖・血糖を自分で測定できるように!」で書いた尿糖と血糖を自分で測定する道具を使って調べてみた結果をご紹介します。
私は医療従事者ではありませんので、この記事は一患者の個人的な体験談としてお読みいただければ幸いです。
まずは尿糖試験紙で測定
糖質制限を始めて2週間を過ぎた11月10日の夕方(夕食前)に、尿糖試験紙で自分の尿のブドウ糖濃度を測定してみました。
その結果…色が変わらない!
人間ドックでは尿糖(4+)と高い結果だったので、この試験紙でも緑色に変化するだろうと思っていましたが、説明書どおりにやっても最初の黄色から変化がありませんでした。
テルモ・ウリエース尿糖試験紙(写真の試験紙は使用前のものです)

夕食前だからかと思い、夕食後にもまたやってみましたが黄色のまま変化がありません。次の日の朝も同じ結果でした。
これは尿糖が減っているのではないか! もしそうだとすれば食事療法が効いているということになります。
尿に糖が出てくるのは血糖値が160 – 180mg / dL 以上になったときということですので、血糖値がこれ以下になっている可能性があります。
どうしても数字を確認したいと思い、血糖値測定器も購入してしまいました。通販で注文した血糖値測定器が届くまで1週間ありましたが、そのあいだ6〜7回は尿糖試験紙で尿を調べてみても1回も色が変わることはありませんでした。
血糖値をくわしく見てみる
ようやく届いた血糖値測定器でさっそく血糖を測定してみました。

使い方を調べてみると、「細い針を指先に瞬間的に打ち付けて小さな傷を付け、にじみ出てきた血液を血糖センサーに吸い込ませて測定する」というものでした。痛そうですね‥。
せっかく針を刺すならきっちりと結果を取りたいと思い、朝起きてすぐの朝食前・食後30分・食後1時間・食後2時間・食後3時間の5回測定してみることにしました。
糖質制限を始めて3週間たった11月19日の朝に測定を始めました。採血針を採血器にセットして、人差し指の先端に押し当ててスイッチを入れると…。「パシッ」を音がして指先に軽い衝撃を感じました。ちょうど強めのデコピンを指の先に受けたような感じです。それに加えてちょっと「チクッ」とした感覚がありました。
指先をちょっと絞ると、血がほんの少しにじみ出てきました。思ったよりも痛くなかったです! これをセンサーに吸わせて3秒待つと数字が表れました。
「98」です。
空腹時血糖値が「98」というのは、人間ドックのときの「216」に比べると大きく減っています。調べてみるとこれは「ほとんど正常」な値であるということがわかりました。
この値が食後にどう変化するのか‥。朝食のメニューはこのようなものでした。
11月19日 朝食

続いて食後の測定を行なってみました。その結果が下のグラフです。(グラフの縦軸は血糖値で、単位は ミリグラム/デシリットル です。)

食後血糖値の正常値は「食後2時間で140以下」です。この結果を見ると、食後30分から2時間までは140以上の数値になっていました。
たしかに、血糖値が尿にブドウ糖が出てくる濃度(160 – 180)まで高くなることはないようでした。
この朝食に含まれていた糖質は計算では約13グラムであり、目標の20グラムを下回っていました。それでも食後の血糖値が140を超えるということは、まだ糖尿病の症状が残っていることを表しています。
そこで次の週に、思い切り糖質を減らした朝食を食べてみて血糖がどうなるかを調べてみました。
11月24日 朝食

糖質を減らそうとしたあまり、カロリーも少なくなってしまいました(前回と同じくらいにできればよかったのですが‥)。ともかくも、血糖値を測定した結果はこうなりました。

ぎりぎり140以下になっているように見えますが、ピークは30分と1時間の間で140以上の数値になっているように思われます。糖質がほとんど含まれない食事でもこうなるということは、まだまだ安心できるほど良くなっているわけではないことを示しているのでしょう。
今回の結果をまとめてみると‥。
約1ヶ月の糖質制限による食事療法によって、少なくとも「空腹時血糖値が 200 以上」という重症糖尿病の症状は良くなっているのではないかと思われました。
しかし 食後に血糖値が上がるという症状はまだ残っているので、うっかりご飯やパンなどを食べてしまえば「食後高血糖」の状態になってしまうことが予想されます。
まだしばらくはこの調子でようすを見ることにしました。
次の記事ではお医者さんの診察を受けて、血液を検査した結果と糖質制限を続けても大丈夫なのかどうかを聞いた結果について書いてみたいと思います。