お医者さんに診てもらう前に1ヶ月は自分で減量をやってみることにしたのですが、自分だけではその間は体重以外の情報が得られないのが不安です。そこで色々とネットを調べてみると、今は手頃な値段で情報豊富な体重計や尿糖・血糖を測定する方法があることがわかりました。
できるだけ自分の体の状態を知っておきたいと思ったので、以下のようなものを買って試してみました。
私は医療従事者ではありませんので、この記事は一患者の個人的な体験談としてお読みいただければ幸いです。
Renpho 自動記録式体重計
家にも体重計があったのですが、体重しか測れない古いものでした。今回は食事療法の成果を知りたいという目的があったので、体脂肪率や筋肉量が数字でわかるタイプの体重計を通販で買いました(3000円くらい)。
出てくる項目がたくさんあるのですが目安にしているのは体重・体脂肪率・内臓脂肪・筋肉量などです。スマートフォンのアプリと連動して結果を記録できるので見直しに便利です。値段が安い割には便利に活用しています。
テルモ・ウリエース尿糖試験紙
人間ドックでは尿糖が(4+)ということで、測定の上限に近い大量のブドウ糖が尿に出てきているという結果でした(とても良くない結果です)。
尿糖は、血糖値が180 ミリグラム以上になると出てくるということなので、これを測れる試験紙を通販で買いました(1500円くらい)。
尿をためておく必要はなく排尿時にちょっと付ければ結果がわかるという便利なものです。これは最大でも(3+)までしか出てこないようですが問題ないでしょう。
Acon 血糖値測定器
最初のうちは尿糖だけで血糖値を推測していましたが、尿糖は血糖ほど細かな結果が出てこないので、思い切って血糖値を数字で知ることのできる測定器を買うことにしました。血糖コントロールがどうなっているのかをいつでも知ることができるのは重要だと思ったからです。
最初は日本メーカーの製品をいろいろ調べてみたのですが、本体は買えてもそれにセットする血糖測定チップ(センサー)が別売りで、「医療用医薬品」のため指定された薬局でなければ買えないということがわかり断念(近くに売っている薬局がなかったのです)。
そこで海外製の測定器で、本体と採血用の針60本と採血器具、そして血糖測定チップ100枚がセットで買える通販を利用しました(全部で7400円くらい)。
わかりやすい説明書もついていますし、使い方を紹介するサイトもいくつかありましたので参考にさせてもらいました。思ったよりも痛くもなく血液が取れるので使いやすいものでした。
参考:多目的尿試験紙(メーカー不明?)
ウリエースは尿糖だけを測る試験紙でしたが、それ以外にも尿の中のタンパク質やケトン体も知りたいと思い、通販でいろいろな項目を測定できるタイプの試験紙を買いました(1000円くらい)。
こちらは紙コップに尿をためて、それに漬けてから60秒後に色を見るというものです。ちょっと色が見にくい項目もありますが、結果は見ることができました。
しかしこちらは国産のものとは違いメーカー名もはっきりせず、信頼性が保証されていないようなので参考程度に見ることにしています。
取れない情報もありますが
できれば HbA1c なども知りたいと思い調べたところ、自分で血液をとってそれを郵送すれば測定結果を知らせてくれるサービスもあるようでしたがちょっと料金が高すぎるのでこれは諦めました。
肝臓関係の検査データについては、残念ながら自分で測定できるものは無いようなので受診するまではわからないことになります。
ともかくもこれで体重・体脂肪率とその関係の数値、尿糖と血糖の状態を自分でチェックできるようになりました。
検診では1回しか測定できませんが、自前で測定方法を持っていれば何回でも調べられるのが良い点です。ただし測定の精度は検診で用いているものよりは落ちるであろうことは仕方がないでしょう。
実際に測定してみた結果については後の記事「糖質制限体験記9.尿糖と血糖を測定してみた」でご紹介しています。
(表紙の写真は ノルウェー・ハーマルでの夕食)