糖質制限体験記14.2か月目の血液検査結果

食事制限を始めてから1か月目の結果は糖質制限体験記13に載せましたが、それから2か月目までの間に12月7日(41日目)との21日(55日目)の2回、クリニックに行って血液検査をしてもらいました。

ここまでの食事・運動療法が検査の数値にどのくらい影響しているのかを確かめるためです。

ここまでの体重変化

よこ軸は食事療法を始めてからの日数で、たて軸が体重(キロ)です

体重グラフは12月31日までありますが、血液検査は12月21日に行ないました。

人間ドックの時の体重                 84.0 キロ

約2か月目、12月21日の体重   76.8 キロ


となりました。体重が減るスピードが41日目までは一時的にゆっくりになりましたが、その後はまた同じくらいのペースになっています。

血液検査の結果は、まずは気になる血糖値関係を見てみます。

血糖値は低く保たれてきた

よこ軸は日数で、たて軸は「空腹時血糖」では「mg / dL」、HbA1c では「%」になります。

空腹時血糖の値は1か月目の値とほとんど変わらず、正常値と基準外の境目あたりにあるようです。まだ100 以上あるので安心はできませんが、「とんでもなく高い数値」ではなくなってきたようなのでちょっと安心できました。

HbA1c の数値は毎回の検診で測定するのではなく、1回おきになるようです。そのため12月21日の数値はありません。それでも、前回よりもさらに下がっています。これは血糖値が以前に比べれば低く保たれているので、ブトウ糖が結合したヘモグロビンの割合が下がってきたことを示しているようです。

私の糖尿病(高血糖症状)には、炭水化物をできるだけ食べない「糖質制限食」の効果が間違いなく出ているようです。次回の検査で HbA1c が正常の範囲に入ってくれれば、まずは合併症の心配がだいぶなくなるのではないかと思います。

もう一つの心配である肝臓の数値はどうでしょうか。

肝臓関係の数値も下がっている(しかしまだ正常ではない)

これもよこ軸は日数を示し、たて軸はそれぞれの酵素の活性(u / L)を示しています。

異常に数値が高かったこれらの3つの酵素も、体重の減少にともなって下がってきました。

AST と ALT はあと少しで正常の範囲に入りそうですが、γ-GTP はまだ道半ばというところです。それでもまったく薬を使用せずに600以上あった数値が300程度まで下がったのですから順調と言っても良いのではないでしょうか。

糖質制限食による食事療法と軽い運動による「減量」が血糖値と脂肪肝症状のコントロールに有用であることがはっきりと分かってきました(あくまでも「私の場合は」ですが)。

この方法による減量をこのまま続けてもよいのか…。それは自分自身で感じる「体調」と、いろいろな検査による客観的なデータをあわせて決めなければなりません。

体調には全く変化はありません。特に元気になった感じもありませんが、めまいや空腹ストレスといったものもありません。
自分ではまだこの先もこの方法を続けられると感じています。

それでは、それ以外の検査結果を見て悪い影響が出ていないかをチェックしたいと思います。

コレステロールが上がってきた?

これもよこ軸は日数を示し、たて軸はそれぞれの脂質の濃度(mg / dL)を示しています。

コレステロールの値が上がっています!ほとんど人間ドックの時の数値と同じになりました。

タマゴを1日に3〜5個食べている上に油ものをほとんど制限していないことが関係しているのかも知れません。

糖質制限食を始めるとコレステロール値が上昇するという記事を見ましたが、これによると一時的な上昇は心配ないということでした。

お医者さんの意見も、肝臓が良くなってくれば数値が落ち着いてくるはずなのでまだようすを見ても良い段階だとのことでした。

腎臓関係の数値が心配か?

これもよこ軸は日数、たて軸はそれぞれの物質の濃度(mg / dL)を示しています。

尿態窒素は落ち着いてきたようですが、尿酸とクレアチニンの数値はかなり高くなっています。

やはりタンパク質を多めに食べていることで腎臓に負担がかかっているのでしょうか?そうではないという記事もあり、これもそれほど心配することはなくようすを見ることにします。お医者さんの意見も同様でした。

まだこの調子でようすを見ながら糖質制限を続ける!

食事療法も2か月目となり、血糖値や肝臓の数値が薬を飲まなくともすこしずつ良くなっているのはうれしいことです。

しかしコレステロールや腎臓の値には不安な要素もあるので、これらの様子を見ながら注意して減量を続けることにしました。

なんといっても これほどストレスのない減量は初めての体験です。カラダに明らかな不調が現れてこなければ、このまま続けることも問題なくできそうだと感じられます。