まずは自己紹介
はじめまして potatoST (ポテトエスティー)と申します。
これは生活習慣病を指摘されていながらなかなか生活改善に踏み切れなかった50代後半の男が一念発起して減量に取り組むブログです。
同じような経験を持つ人々に向けて私の体験を紹介できれば良いなと思っていますが、偉そうなことが言えるようになるかどうか…。まずは記録に残すことで自分の減量を途中でやめないためだけにでも記事を書いていくつもりです。
私は医療従事者ではありませんので、この記事は一患者の個人的な体験談としてお読みいただければ幸いです。
私は身長170センチで、体重は20代中頃までは60キロ台でした。それが25歳を過ぎた頃からだんだん体重が増えてきて、40代半ばには80キロくらいまでになってしまいました。
私はお酒はほとんど飲まないのですが、好きなものを好きなだけ食べてしまうという性質があるので太った原因は単なる「食べすぎ」だったのでしょう。しかしこれはなかなか止めることができなかったのでした。
私はこれまで30年近くも人間ドックを受けてきました。30代の半ばころから毎年のように言われていたのは「尿酸値が高めで脂肪肝もあるので体重をへらしてくださいね」ということでした。
たしかに肝臓の働きを表す3つの検査項目「AST」「ALT」「γ-GTP」の数字が正常な範囲を超えている状態がずっと続いていたのです。これらは肝臓の細胞の中にある酵素の名前で、肝臓に脂肪が溜まることによって細胞が壊れて酵素が血液中に出てくることで数値が上がってくるとのこと。
そこで何度か「減量をしよう!」と思いたち、食べたいものを我慢してカロリーを減らすダイエットをしてみたこともあるのですが、どうしても長続きしなかったのです。まったく自覚症状がなかったので真剣味も足りなかったのですね…。
ついに転機が…
しかし2020年の人間ドックの結果は違いました。ついに肝臓の3つの酵素の数値が跳ね上がってしまいました。しかもそれだけではなく「血糖値」関係の数値が初めて異常になったのです。
ドックで面談したお医者さんの話では、肝臓については単なる脂肪肝というだけではなく、「肝炎」になっているかもしれないこと、そして血糖値を見るとすでに「糖尿病」にもなっているのではということでした。
生活習慣によるカラダのガタがどんどんひどくなっているということですね。できるだけ早く専門医の診察を受けてくださいと言われました。
血糖値の意味は?
検査結果の意味について調べてみると…。
まず血糖値は血液100ミリリットル中のブドウ糖の量をミリグラムで表したもので、朝起きたときの空腹時であれば100前後が正常で、今回の 216 という値はその2倍であり、これだけで血管の内側が傷んでしまう濃度らしいです。
尿の中にもブドウ糖が出てきており、それが4+というのはかなり大量に出ているということのようです。
しかも最近1〜2ヶ月の血糖値がどうだったかを示す HbA1c (ヘモグロビンエーワンシー:ブドウ糖が結合しているヘモグロビンを%で表したもの・血糖値が高いと増える)の数値が8.9と高かったのです。この数字からこの悪い状態がだいぶ前から続いていたということがわかるのだそうです。
これらの結果は私が「糖尿病である」とはただちに診断できるほど良くないものでした。これはショックでしたね。糖尿病に縁があるとは思っていなかったので、どんな病気かもほとんど知らなかったのです。
糖尿病とはどんな病気なのか…。
食事として取り入れた糖分(デンプンや砂糖など)はブドウ糖となって吸収されて血液に入りますが、普通ならば「すい臓」が出すホルモンの一つ「インスリン」の働きで肝臓や筋肉・脂肪細胞に取り込まれることで血液中のその濃度が下がります。
しかし、すい臓の異常でインスリンの量が少なくなったか、それを受け取る側の細胞に肥満による異常が生じたことで取り込まれなくなり濃度が下がらなくなってしまった、というのが今の私の状態らしいです。
血糖値が160mg/dL 以上の状態が長く続くとまず細い血管がやられて目が見えなくなったり足が死んでしまったり腎臓が働かなくなるなどの症状が出てくる可能性があるとのことでした。
肝臓はどうか
肝臓についても、人間ドックでは肝炎ウイルスは見つからなかったのですがかなり悪くなっているようです。
昔は脂肪肝になってもそれほど深刻に考えられることもなかったようですが、現在では「脂肪肝 → 脂肪性肝炎 → 肝硬変 → 肝がん」と進む例がかなり見られているとのことで、脂肪肝になったら治療を始める必要があるようです。
お酒をたくさん飲む人は「アルコール性脂肪肝」になりやすいですが私はまったく飲まないのでこれとは違い、食べすぎによる「非アルコール性脂肪肝」なのだと思います。
私は体重は84キロあるので間違いなく「肥満」です。この状態が20年近く続いていました。
なんとかしよう
糖尿病はひどくなるといろいろな症状が出てくるものであり、肝臓では肝硬変や肝がんに進む危険性があります。そうなれば普通の生活が送れなくなるのはもちろん、命が短くなることも現実味を帯びてきました。このまま放置すれば10年もたたないうちにそうなるでしょう。
「これはなんとかしなけりゃな」と思い立ったのは2020年10月22日でした。
(1ヶ月後の検査結果は「糖質制限体験記10.1ヶ月目:医師の診察を受けてきた!」をご覧ください)
(この記事の表紙の写真:中国・雲南省昆明での昼食の一皿)
このブログではこのあと私が ① どう生活改善するかを決めたか、② どのくらい実行できたか、そして ③ 検診の数値がどうなったのかについてお伝えしたいと思います。
今回初めてブログを立ち上げようと思い、いろいろなサイトを参考にさせてもらいながらたどたどしくも X-serve でドメインを作り、WordPress をインストールしました。
WordPress でページのスタイルを作ってから記事を公開しようと思ったのですがこの設定がむずかしい!
1週間やそこらではとても整えるのは無理だとわかりました。なのでとりあえず記事を1つ公開してから少しずつスタイルを直していくことにしました。お見苦しいところも多いですがよろしくお願いします。